皆さんは、堺区に包丁の持ち手部分(ハンドル部分)を作る職人がいることをご存じでしょうか?
この持ち手部分(ハンドル部分)を作る技術は、海外でも注目されている日本の伝統工芸なんだそう!
世界でも注目されるこの技術ですが、今では、この技術を活かせる職人は少数で、工場は堺でも数軒しかないんだとか
そんな希少な職人がいる工場『辰巳木柄製作所』とは、どんなところなのでしょうか?
包丁のハンドル部分を作る職人が堺に!『辰巳木柄製作所』ってどんな工場?
『辰巳木柄製作所』は、昭和2年に創業された老舗工場です。
こちらの工場では、包丁の持ち手部分(ハンドル部分)が手作業で作られています。
そんな、包丁のハンドル部分は、今では大量生産されていることが多いそう。
そのため、ハンドル部分を手作りで作る職人さんは、とても希少。
今回は、そんな希少な職人さんである四代目に話しを伺いました。
四代目は「ハンドル部分を作り、地域の消費や文化に貢献したい」そんな想いがあると言います。
地域のネットワークを活かしながら、堺打刃物を作り、お客さんに合った良い質のものを目指すことに日々、面白さを感じているんだとか。
その人に合った120点のものを作りたい。そんな想いを持ちながら毎日、ハンドル部分を作成しているんです。
手作業だからこそ!細かい要望に応えてくれる職人さんがここに!
持ち手部分の細かな調整をすることによって、重さが変わり持つ感覚が変わるんだとか。
そのため、微妙な調整が必要な場合があるんだそう。
『辰巳木柄製作所』では、持ち手部分を2ミリ3ミリ削ることや、少し形を変化させるなど、細かいところまでも、要望に応えてくれます!
それが対応できるのは、手作業だからこそ!!
手作業と手仕事だからこそ成り立っていることなのです。
持ち手部分を作るのは、全て手作業。手で押して削って作られています。
先細の持ち手部分を作る作業は、大変難しいものなんだとか。
微妙な力加減で、削られ方が変わるので、とても繊細な作業なんだそう。
どんな包丁でも合わせられる!商品は1200種類以上も!
『辰巳木柄製作所』で作られるハンドル部分は1200種類以上!
そのため、汎用できるキャパシティが多く、どんな包丁でも合わせられるんだとか。
細かく丁寧に作られる「自分だけの包丁」。持っていると、とても愛着が湧きますね。
世界に発信!海外でも注目される日本の伝統工芸!
ハンドル部分を作る技術は、海外でも注目されている技術なんです!
和食料理が世界遺産に認定されてから、ますます海外からの注目も集まり、今では、海外のお客さんが多いんだとか。
派手な色味や形がない、日本の包丁の持ち手部分に奥行きを感じる方も多いそう。
四代目の「海外へ発信したい」「海外の文化を理解したい」そんな想いから、海外の方向けにもSNSの発信をされているんだとか。
そのため、日本からの問い合わせよりも海外からの問い合わせが多いときもあるんだそう。
そんな日本の伝統工芸を世界に発信する四代目は、これからも、ハンドル部分の情報をどんどん発信していく予定なんだとか。
仕事の魅力を発信する四代目!SNSに大注目!
ハンドル部分には、どんな種類のものがあるのか。また、オープンファクトリーの情報などもInstagramで発信されています!
包丁のハンドル部分を作る仕事とは、どんな職業なのか。また、どんなものがあるのか。さらに詳しく知りたい人は、Instagramを見てみましょう!
Instagram>>https://instagram.com/hiroyasu_japanese.handle?igshid=YmMyMTA2M2Y=
海外からも人気がある伝統工芸&希少な職業!今後は、堺市からどのように世界に広がっていくのでしょうか!?大注目です!
工場の情報はこちら
『辰巳木柄製作所』
Instagram:https://instagram.com/hiroyasu_japanese.handle?igshid=YmMyMTA2M2Y=
問い合わせ方法:InstagramのDMにて受付
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UC_HkhV-WfW2YTcs_IUH3H7Q
<取材:Yusuke・Mirika / 文: Mirika / 撮影:Yusuke・Mirika >